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おいしいものの記憶 ~玉英堂彦九郎の玉饅~

おいしいものとそれにまつわる記憶は私にとっては
切っても切り離せない。

そして大切な宝物でもある。

みなさんもありませんか?
これを食べるとこんなことを想い出すというようなことって。

これからはそんなものを食べるときにその記憶を
残しておこうかなぁと思います。

そして、玉英堂彦九郎の玉饅(ぎょくまん)
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直径5㎝で高さも5㎝ほどの大きい薯蕷饅頭。
通常は真っ白ですが1月は干支を描いているそうで、うさぎです。

これ、中の餡が何層にもなってかわいくてメデタイ感じ。
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お味はとにかく上品で口の中にねっとりと入ったかな?と
思うとサラッと溶けていく。
上質な素材が身体に優しく感じられます。

これをいただく時は鉄瓶でお湯を沸かしお薄を点てたくなるほど
私にとっては特別なお菓子。

先日はちょっとがんばった自分へのご褒美に水天宮さんへお参りし
人形町まで足を伸ばして求めました。


初めて玉饅に出会ったのは数年前のこと。
公私ともにお世話になった恩人の方からの返礼でした。

その方が会社の役職を退任する時、お世話になったお礼に
虎屋のお赤飯を贈りました。
お礼の意味合いとして、これから会社を離れての
新しい人生の門出を祝いたいと考えたのです。

はじめは粋な江戸っ子の彼に『行ってらっしゃい!カチーン!!』
という火打石はどうか?などとシャレを利かしたものも考えたのですが
日ごろ彼がそういったお祝いに虎屋のお赤飯を贈っていたのを
知っていたので、よっぽど美味しいに違いないし
ご自分が好きじゃなかったら人へは贈らないだろうと
算段しました。

同じくお世話になった友人と2人、株主総会の後に
速やかに持って帰っていただけるようドライバーさんに
お願いして車に乗せておいてもらうなど
持って帰ってもらうにも一苦労したのを覚えています。

そんな気持ちが伝わってとても喜んでくださいました。

後日、返礼として届いたのがこの玉英堂の玉饅でした。
真っ白でもっちりした大きいお饅頭が箱の中にきれいに並んでいて
手書きの和紙が1枚添えられ
『心のこもったプレゼントをありがとう。』
楽しくダンスしているようなその筆文字を見て
これからの彼の人生もまた楽しく豊かなものであるだろうと
思えました。

そして、玉饅をいただき世の中にはまだまだおいしいものが
たくさんあるんだなぁと思った次第です。

でも、実はまだ虎屋のお赤飯は食べたことないの(笑)
いつか食べられるかなぁ…
そういう食べ物があるのもまた楽しみ♪
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by petit-eclat | 2011-01-16 03:21 | おいしいものの記憶
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